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『権力と支配』マックス・ウェーバー(講談社学術文庫)

『権力と支配』マックス・ウェーバー、濱嶋朗訳(講談社学術文庫)

2012年
360頁




目次(収録作品)

第1部 権力と支配(正当性の妥当/官僚制的行政幹部をそなえた合法的支配/伝統的支配/カリスマ的支配/カリスマの日常化/身分と階級)

第2部 官僚制(官僚制の特徴/官僚の地位/官僚制化の前提と根拠/官僚制機構の永続的性格/官僚制化の経済的および社会的帰結/官僚制の権力的地位/官僚制の発展的段階/教養と教育の「合理化」)

希望はカリスマを生む。だがそれは日常化する。

支配の正当性は、なぜ三つに分類し得るのか。
ウェーバーの著作全体への入口とも言える本書は、支配のあり方を比較するために服従する側の動機から接近する。
服従のあり方から見出される正当性のタイプに基づいた支配の三類型(合法的・伝統的・カリスマ的)にはじまって、一つ一つの概念を緻密に検討する粘り強い論考は、やがて官僚制化の機制までも解き明かし、あらゆる「支配」の本質に迫る。
社会の科学はここからはじまった。

出典:講談社BOOK俱楽部

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