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『世界経済入門』野口悠紀雄(講談社現代新書)

『世界経済入門』野口悠紀雄(講談社現代新書)

2018年
240頁




目次(収録作品)

第1章 世界の中の日本
第2章 貿易などを通じる国と国とのつながり
第3章 自由貿易はなぜ望ましいのか
第4章 為替レートと国際課税の仕組み
第5章 新しい産業で成長するアメリカ経済
第6章 中国経済はどこまで成長するか
第7章 アジアNIESとASEANの経済
第8章 ヨーロッパ経済とEU、ユーロ

経済分析では短期的な貿易量の変動や為替レートの変動に注目しがちですが、「なぜそうした変動が起こるのか」その背景にある仕組みを理解することがとても大切です。本書の前半では、世界経済を読み解く上で重要な自由貿易や国際金融の仕組みなどを、基礎から理解できるように分かりやすく解説します。
 
また、世界経済を牽引する主要各国の動向をしっかりと把握することが重要です。たとえば、1990年代以降の日本の長期的停滞は中国の工業化に適切に対応できなかったことによる面が大きいのですが、いま中国に生じつつある大きな変化を見逃せば、これから先さらに大きな問題に直面することになるでしょう。本書の後半では、アメリカ・中国・NIES・EUの最新の経済動向を読み解きます。

世界経済の動向を理解しなければ、日本経済の行く末を正しく判断することはできません。野口悠紀雄氏が世界経済の仕組みと課題を分かりやすく解説する決定版入門書です。

出典:講談社BOOK俱楽部

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