『韓非子 中国の思想』竹内好・松枝茂夫 監修、西野広祥・市川宏訳(徳間文庫)
2008年
443頁
目次(収録作品)
二柄―ふたつの柄/備内―妻に用心せよ/孤憤―ひとり憤る/説難―進言のむずかしさ/五蠹―五種類の害虫/亡徴―亡国の兆し四十七項/和氏―玉を抱いて泣く/難―批判/十過―身を亡ぼす十種の過ち/説林―説話集/内儲説 上―臣下操縦の「七術」/内儲説 下―君主の警戒すべき「六微」/外儲説―説話集
すべての人民が従うべき、唯一絶対の基準であるのは「法」である。基準としての法が徹底すれば国という機構が完備される。君主はその機構の頂点にあって運営につとめるだけでいい。それさえ心得ていればどんな凡庸な君主でも立派に政治を行うことができる。その法の運営の仕方を韓非子は諄々と説く。現代サラリーマン社会にも応用できる論理!
アマゾン商品説明より
本書は、『中国の思想(1)韓非子』の文庫版。
書評は『韓非子 中国の思想1』(徳間書店)を参考にして下さい。
[関連]
『中国の思想(1)韓非子』西野広祥・市川宏訳(第3版1996・徳間書店)単行本・290頁