2019年
356頁
目次(収録作品)
第1章 「当用現代史」の試み
第2章 「戦後日本」という奇跡
第3章 日米同盟のあとさき
第4章 インドと中国はなぜ戦ったか
第5章 英国が教える米国との付き合い方
第6章 ドル覇権への道
第7章 ニクソン・ショックとは何だったのか
第8章 中国リスクの深層
第9章 楽観論者だけが未来をつくる
第10章 日本人の変革能力
本書は、『明日を拓く現代史』を改題し文庫化したもの。
1945年8月、大きな戦争は終わった。しかし世界は、いくらか平和になり、安定が戻っただけだった。その後も、スエズ危機、中印紛争、ベトナム戦争、ニクソン・ショック、冷戦崩壊、同時多発テロと大事件が続く。そして今日、日本海を挟んでロシア、中国、北朝鮮そして韓国と、いずれも日本との関係は不安定なままで、背景には歴史認識をめぐる問題が伏在している。もはや日本は、「“ごっこ”の世界」にとどまっているわけにはいかない。では、日本の正確な現在地はどうなっているのだろうか。未来に備えるための画期的な入門現代史。
アマゾン商品説明より