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『天皇の国史』竹田恒泰(PHP研究所)

『天皇の国史』竹田恒泰(PHP研究所)

2020年
672頁
定価:1,800円(税別)




目次(収録作品)

第一章 日本の神代・先史 I岩宿時代以前 II縄文時代 III弥生時代
第二章 日本の古代 I古墳時代 II飛鳥時代 III奈良時代 IV平安時代
第三章 日本の中世 I鎌倉時代 II 室町時代
第四章 日本の近世 I安土桃山時代 II江戸時代
第五章 日本の近代 I明治時代 II大正時代 III昭和時代(戦前)
第六章 日本の現代 I昭和時代(戦後)II平成時代 III令和

 日本の歴史を紐解いていくと、歴史を貫く一本の線があることに気付く。それが「天皇」である。天皇は日本人の歴史そのもの、といってよい。
 しかし、これまで通史といえば、目まぐるしく交代する権力者を中心とした政治史が一般的だった。本書はそれとは異なり、二千年来変わることがなかった天皇を軸として、国史を取り纏めたものである。故に主題を『天皇の国史』としている。

 また、通史で陥りがちなのは、客観的かつ冷静的になり過ぎることである。これまで「日本史」は、「外国人が学ぶ日本の歴史」というような扱いで、感情を排して淡々と綴られているものだった。
 だが、日本人が学ぶべき日本の歴史は、本来はそうではないはずである。我が国は現存する世界最古の国家であり、その歴史を紐解くことは興奮の連続となる。そこで本書では、その興奮を文章に積極的に著し、日本人の日本人による日本人のための歴史を描いている。
 さらに今回、国史の全ての時代について、考古学や史学、人類学、分子生物学など、学界の最新の議論を把握することに努め、それをふんだんに織り込んでいる。

 平成18年に『語られなかった皇族たちの真実』(小学館)を上梓してから、単著21冊、共著10冊を世に送り出してきた著者が、「これまでの研究活動と執筆活動の集大成となった」と自ら語る、渾身の1冊。

出典:PHP INTERFACE

天皇の国史

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