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『「時代」を見抜く力』渡部昇一(扶桑社)

『「時代」を見抜く力―渡部昇一的思考で現代を斬る』渡部昇一(扶桑社)

2020年
359頁




目次(収録作品)

腐敗の中の指導者論
腐敗の効用―ある時代への葬送曲として
騎馬型国家と農耕型国家
愛霜の日米関係史
公的信義と私的信義
タブー用語について―言葉いじりの意味するもの
文科の時代―日本民族の可能性
日本語について―言霊の視点から
手造り文化の時代―百年目のウイリアム・モリス
オカルトについて―光が闇になった時代
歴史を見る目―進化論は自然科学に非ず
義務教育を廃止せよ

谷沢永一氏が「飛びきりの名著」「渡部氏の最高傑作」と呼んだ『腐敗の時代』と『文科の時代』『正義の時代』の代表的三部作から現代を生きる私たちの教訓となる〝今まさに必読〟の12編を収録。

本書は、『文科の時代』『腐敗の時代』『正義の時代』の三部作の中から、現代に生きる私たちが熟読玩味すべき珠玉のエッセイを選び、一冊に編集しなおしたものである。いずれも甲乙つけがたい爆発的な力作であるが、本書のように一冊にまとまると、それぞれのエッセイが今まで以上のシナジー効果を発揮しているような感を覚える。これまで別々の場所に納められていた三種の神器を一堂に集めたような単行本に仕上がっていると思う。 

このポピュリズムの時代に民主政治を衆愚政治に堕落させないためには、また情報過多の時代に情報に振り回されず自分の頭でものを考えるためには、私たち一人一人が教養を深め、常識をより高いレベルに引き上げることが必要であろう。そのためのヒントが満載された、「知の巨人」の三部作が、令和の新時代に甦る意義はすこぶる大きい。――本書「解説」(麗澤大学大学院特任教授・前学長:中山理氏)より

出典:扶桑社公式サイト


[関連]
『文科の時代』渡部昇一(PHP文庫)

『正義の時代』渡部昇一(PHP文庫)

『腐敗の時代』渡部昇一(PHP文庫)

『正義と腐敗と文科の時代』渡部昇一(2023・青志社)

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