2019年
224頁
目次(収録作品)
第1章 「教育困難校」とはどのような高校か
第2章 「教育困難校」に通う生徒たち
第3章 「教育困難校」の教員たち
第4章 「教育困難校」の進路指導
第5章 脱「教育困難校」を目指して
第6章 それでも「教育困難校」は必要である
序列の下位に位置づけられる高校では、学力・貧困・家庭問題などの様々な原因により、教育活動が困難になっている。しかし、これらの学校に通う高校生に対しては、侮蔑したり面白がられたりすることはあっても、関心を持たれることはほとんどなかった。
本書は、教師でもある著者自身の体験をまじえて、「教育困難校」の実態をリアルに描く。一方、現場が抱える問題を浮き彫りにしつつ、卒業生や教員、改革に努力している高校管理職、PTA関係者他のインタビューも取り入れ、重層性を持つ「教育困難校」の問題を多角的・多面的に考察する。
出典:朝日新聞出版公式サイト