『一遍上人語録』(岩波文庫) 2020/10/2 2020/10/2 書籍データ 岩波文庫 『一遍上人語録 付 播州法語集』大橋俊雄校注(岩波文庫) 1985年 224頁 旅に明けくれて布教に努めた一遍(1239-89)は、死に臨み「一代聖教みなつきて南無阿弥陀仏になりはてぬ」と述べ、一切の書籍を焼き払ったという。本書は、師を慕う人々の記憶によって成った「聖絵」や残された手紙などを基に編集し、1763年に刊行された。すべてを捨て切った一遍の思想は、豊かさの中の貧しさをひしひしと感じる現代人にとってまことに示唆的である。 本書表紙(カバー)より 一遍上人語録 (岩波文庫 青 321-1) amazon 楽天 こちらの記事もどうぞ『森鴎外全集』(ちくま文庫)『ローマ帝国衰亡史』E・ギボン(ちくま文庫)『夏目漱石全集』(ちくま文庫)『ミシェル・フーコー講義集成』(全13巻)『芥川龍之介全集』(ちくま文庫)『正史 三国志』陳寿(ちくま学芸文庫)『坂の上の雲』司馬遼太郎(文春文庫)『食卓の賢人たち』アテナイオス(京都大学学術出版会)(全5巻)