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『念珠集』斎藤茂吉(講談社文芸文庫)

『念珠集』斎藤茂吉(講談社文芸文庫)

2004年
288頁
定価:1,200円(税別)




目次(収録作品)

島木赤彦臨終記
念珠集(八十吉/痰/新道/仁兵衛。スペクトラ/漆瘡 ほか)
小品集(仏法僧鳥/仏法僧鳥の弁/遍路/山峡小記/続山峡小記 ほか)

大正12年7月、郷里山形の実父が世を去った。滞欧の茂吉はその死を知り悲しみにおそわれる。幼少の頃の父に纏わる様々が哀調を帯びて湧き上る。想い出の1つ1つを念珠の玉のように連らね、父を悼み懐かしむという意向で記された表題作「念珠集」をはじめ、「アララギ」同門・島木赤彦の終焉を克明に描写した「島木赤彦臨終記」、小品「山峡小記」「長崎追憶」など35篇を収めた第一随筆集。

出典:講談社BOOK俱楽部

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