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『恋愛と贅沢と資本主義』ヴェルナー・ゾンバルト(講談社学術文庫)

『恋愛と贅沢と資本主義』ヴェルナー・ゾンバルト、金森誠也訳(講談社学術文庫)

2000年
368頁




目次(収録作品)

第1章 新しい社会
第2章 大都市
第3章 愛の世俗化
第4章 贅沢の展開
第5章 奢侈からの資本主義の誕生

著者はM・ウェーバーと並び称された経済史家である。ウェーバーが資本主義成立の要因をプロテスタンティズムの禁欲的倫理に求めたのに対し、著者は贅沢こそそのひとつと結論づけた。贅沢の背景には女性がいて、贅沢は姦通や蓄妾、売春と深く結びついていたというのである。かくて著者は断ずる。「非合法的恋愛の合法的な子供である奢侈は、資本主義を生み落とすことになった」と。

出典:講談社BOOK俱楽部


[参考]
『恋愛と贅沢と資本主義』原作:ゾンバルト、Team バンミカス(まんが学術文庫)
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