『梨の花』中野重治(岩波文庫) 2020/12/4 2020/12/4 書籍データ 岩波文庫 『梨の花』中野重治(岩波文庫) 1985年 479頁 誰しも幼い時の記憶はある。が、作者(1902-79)のそれは格別のものだ。読者はその克明な描写と温もりある越前の言葉づかいによって、良平少年とともに北陸の田舎にいることに気づく。ここには、雪の中の楽しい正月があり、馬の下をこわごわくぐり抜け、おばばの話に耳かたむける日々がある。こうして少年は成長していった。(解説=寺田透) 本書表紙(カバー)より 梨の花 (岩波文庫) amazon こちらの記事もどうぞ『日本文壇史』伊藤整(講談社文芸文庫)第1巻~第18巻タグ・サイト内検索リンク『太宰治全集』(ちくま文庫)『森鴎外全集』(ちくま文庫)『芥川賞全集』(文藝春秋)第1巻~第12巻『戦場まんがシリーズ』松本零士『モラリア』プルタルコス(京都大学学術出版会)(全14巻)『ローマ帝国衰亡史』E・ギボン(ちくま文庫)