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『心理学』W・ジェームズ(岩波文庫)

『心理学』(上下)W・ジェームズ、今田寛訳(岩波文庫)

上巻

1992年
341頁
定価:990円(税込)

目次(収録作品)

感覚総論
視覚
聴覚
触覚、温度感覚、筋肉感覚、痛覚
運動の感覚
脳の構造
脳の機能
神経活動の一般的条件
習慣
意識の流れ
自我
注意

下巻

1992年
341頁
定価:990円(税込)

第14章 概念
第15章 弁別
第16章 連合
第17章 時間の感
第18章 記憶
第19章 想像
第20章 知覚
第21章 空間の知覚
第22章 推理
第23章 意識と運動
第24章 情動
第25章 本能
第26章 意志
終章 心理学と哲学

常に自然科学としての心理学をめざしたジェームズ(1842-1910)は、心理学の目的を、意識状態(心的状態)そのものを記述し説明することであるとし、その説明のために、意識状態の原因、条件、結果などに関して、意識状態と内外の関係を支配する法則を発見しようとした。主著『心理学原理』の短縮版(1892)。(全2冊)

上巻表紙(カバー)より


意識の推移的性質を重視、これを不断の流動(意識の流れ)とみて、ロック以来の静的な構成心理学に革新をもたらした心理学の名著。ジェームズが書いているものはすべて、自分自身にとって親しみのある経験か、長い年月をかけて自分にとって血の通った事実となったもので、それ故に今日でも共感をよび説得力をもつ。

下巻表紙(カバー)より

本書は、ウィリアム・ジェームズの大著『心理学原理』(The Principles of Psychology)を要約した『心理学要論』(psychology:briefer course, 1892)の翻訳。全訳かは分からない。
(また、『心理学原理』が全訳されたものはない)

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