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『近代の超克』河上徹太郎・竹内好ほか(冨山房百科文庫)

『近代の超克』河上徹太郎・竹内好ほか(冨山房百科文庫)

1979年2月9日第1刷発行
341頁
新字旧かな




目次(収録作品)

解題 松本健一

1 近代の超克 知的協力会議
1 論文
現代精神に関する覚書 亀井勝一郞
「近代の超克」私論 西谷啓治
吾々の立場から 諸井三郞
近代超克の神学的根拠 吉満義彥
勤王の心 林房雄
近代の超克の方向 下村寅太郞
何を破るべきか 津村秀夫
略記 三好達治
科学の超克について 菊池正士
「近代」への疑惑 中村光夫
「近代の超克」結語 河上徹太郞

2 座談会

2 近代の超克 竹内好

本書は、大東亜戦争(太平洋戦争)戦中昭和17年(1942)に、雑誌『文学界』において特集された「近代の超克」を一書に構成したもの。
当時の知識人各人の論文と座談会。それから、昭和34年(1959)にこの「近代の超克」を論じた竹内好の論文を収める。

論文も座談会もこれを読んで「近代の超克」とは何なのかは結局よく分からない。しかし、所収の竹内論文まですべて読むと考えるヒントとしては、中々有益な本。
あと、亀井の「現代精神に関する覚書」はよかった。

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