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『浦島伝説に見る古代日本人の信仰』増田早苗(知泉書館)

『浦島伝説に見る古代日本人の信仰』増田早苗(知泉書館)

2006年9月20日初版発行
235頁
定価:4,000円(税別)




目次(収録作品)

第1部 三つの浦島伝の謎
第1章 『丹後国風土記』浦島伝の亀の実体
第2章 神女を省く『日本書紀』浦島伝
第3章 亀不在の万葉歌浦島伝

第2部 明星・聖母・真珠
第1章 古代人が見た金星
第2章 『壱岐香椎聖母宮縁起』に見る聖母崇拝
壱岐聖母宮の例/対馬の住吉大神の例
第3章 阿古耶姫伝説と真珠崇拝の痕跡

資料 『丹後国風土記』浦島伝/『日本書紀』浦島伝/『万葉集』浦島伝/明星の方言名

神女の化身である「亀」が,なぜただの乗り物になってしまったのか? 海中と天空を結ぶ自然観,キリスト教とも通底する聖母崇敬はいつ歴史の中に消えていったのか? 浦島伝説への考察に加え,金星・聖母・真珠崇拝の側面から謎解きするうちに,古代日本人の心情と時空を超えて向き合うことになろう。

出典:知泉書館公式サイト


著者は、聖心会修道女、聖心女子大学キリスト教文化研究所所員。(本書の肩書による)
上記、目次に示したように第1部は『丹後国風土記』『日本書紀』『万葉集』の浦島伝説を考察している論考。
第2部は、浦島伝説とは直接は関係なく、古代日本の女性神崇拝を探る論。
内容は難しくはないが、本書を読むには前提知識として『古事記』は知っておきたい。『古事記』を読んでおけば十分。
本書を読んでもタイトルの「古代日本人の信仰」についてあまり有益ではなかったし、また論に説得力ある傍証などがいまいち少ない。また、古代のことは分からない事だらけなのでしかたがないが、上記公式サイトの説明の「のか?」の答えも示されていない。(もちろん、「答え」は説得力ある推測でよいのだが)

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