『童話集 銀河鉄道の夜 他十四篇』宮沢賢治、谷川徹三編(岩波文庫)
改版1951年
334頁
目次(収録作品)
北守将軍と三人兄弟の医者
オッペルと象
どんぐりと山猫
蜘蛛となめくじと狸
ツェねずみ
クねずみ
鳥箱先生とフウねずみ
注文の多い料理店
からすの北斗七星
雁の童子
二十六夜
竜と詩人
飢餓陣営
ビジテリアン大祭
銀河鉄道の夜
宮沢賢治(1896‐1933)の童話はその詩とともにきわめて特異なものである。「あなたのすきとおったほんとうのたべもの」になることを念じて書かれた心象的なこの童話の一つ一つは、故郷の土と、世界に対する絶えざる新鮮な驚きのなかから生まれたものである。どの1篇もそれぞれに不思議な魅力をたたえた傑作ぞろい。
本書表紙(カバー)より
[関連]
『新編 銀河鉄道の夜』宮沢賢治(改版1989・新潮文庫)
『銀河鉄道の夜』宮沢賢治(改版1969・角川文庫)