『ウナギが故郷に帰るとき』パトリック・スヴェンソン、大沢章子訳(新潮社)
2021年
272頁
目次(収録作品)
1 ウナギ
2 川べりで
3 アリストテレスと泥から生まれるウナギ
4 ウナギの目をのぞきこむ
5 ジークムント・フロイトとトリエステのウナギ
6 密猟
7 ウナギの繁殖地を発見したデンマーク人
8 流されずに泳ぐ
9 ウナギを釣る人々
10 だまし討ち
11 気味悪いウナギ
12 動物を殺す
13 海の中で
14 罠にかかったウナギ
15 故郷への長い旅路
16 愚か者になる
17 絶滅の危機に瀕するウナギ
18 サルガッソー海で
アリストテレスの時代から人々を魅了してきたウナギの生態。彼らはどこから来てどこへ行くのか。今なお謎に包まれたウナギの一生を解き明かしつつ、謎に挑んだ科学者、ウナギと生きる漁師、幼き日の著者と父とのウナギ釣りの思い出を縦横に語り、我々に「生きることの意味」を問いかける。圧倒的な評価を得たスウェーデンの傑作。
出典:新潮社公式サイト