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『「アメリカ」の終わり』山中泉(方丈社)

『「アメリカ」の終わり “忘れられたアメリカ人”のこころの声を聞け』山中泉(方丈社)

2021年
416頁




目次(収録作品)

第1章 忘れられたアメリカ人
第2章 2020年のコロナ禍、大統領選前後のアメリカ社会の分断
第3章 アメリカの医療、オバマケア、保険、黒人、生活保護、移民、大学の現実
第4章 日本で報道されなかったアメリカの大統領選とメディアの偏向報道
第5章 「検閲」を始めたソーシャル・メディアの暴走と、米国新型コロナ事情
第6章 今後のアメリカの行方、コロナ後のトレンド、そして日本は?
番外編 私とアメリカとの関わりと、日米交流活動

メディアで報道されない「分断されたアメリカ」から渾身の現地リポート

アメリカ大統領選挙は混迷を極めるが、その陰には「忘れられたアメリカ人」と呼ばれる人々が多数存在した。彼らの声は表立ってメディアで取り上げられることはない。
自分たちの主張を「大きな声」で行なうアメリカの圧力団体や政治的組織などにも属さない。アメリカで時々の政権や社会から取り残され、忘れられたように見える人々の「自由」と「民主主義」は、日に日に巨大化を続ける民主党勢力に、ことごとく奪われている。
本書は、その過酷な現実を現地の地上からの目線で描き出したノンフィクションである。著者は30数年、米国の中西部シカゴの郊外やニューヨークなどに住み、家族をもち、生活し、ビジネスをしてきた人物である。
2020年にコロナ禍が起こり、全米規模のロックダウンが敷かれると、ワーキングクラス、とくに貧困層の人たちを直撃することになった。その中で、2020年全米で荒れ狂った人種差別反対を旗頭にして、暴動、略奪、放火が大都市を中心に頻繁に起きた。その影にはメディアではまったく取り上げられてこなかった大勢の犠牲者がいる。その姿を活写する一冊である。

出典:方丈社公式サイト

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