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『世界哲学史5―中世III バロックの哲学』(ちくま新書)

『世界哲学史5―中世III バロックの哲学』伊藤邦武・山内志朗・中島隆博・納富信留 責任編集(ちくま新書)全8巻+別巻1

2020年
336頁




目次(収録作品)

第1章 西洋中世から近世へ 山内志朗
第2章 西洋近世の神秘主義 渡辺優
第3章 西洋中世の経済と倫理 山内志朗
第4章 近世スコラ哲学 アダム・タカハシ
第5章 イエズス会とキリシタン 新居洋子
第6章 西洋における神学と哲学 大西克智
第7章 ポスト・デカルトの科学論と方法論 池田真治
第8章 近代朝鮮思想と日本 小倉紀蔵
第9章 明時代の中国哲学 中島隆博
第10章 朱子学と反朱子学 藍弘岳
コラム1 ルターとスコラ学 松浦 純
コラム2 ルターとカルヴァン 金子晴勇
コラム3 活版印刷術と西洋哲学 安形麻理
コラム4 ルネサンスとオカルト思想 伊藤博明

ルネサンスこそ「世界と人間の発見」の時代であり、古代の「再生」であったとされて久しい。だが本当にそうだろうか。スコラ哲学の伝統を受容し、壮麗なる体系を構成したスアレスの哲学にも明らかなように、スペインのバロックは、中世の終わりというより、むしろ中世を完成し近代を準備したと言える。近代西洋思想は、イスラームの影響を受けたスコラ哲学によっていかに準備され、世界へと伝播していったのだろうか。中国・朝鮮・日本までを視野に入れて多角的に論じていく。

出典:筑摩書房公式サイト

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