2019年7月15日初版発行
206頁
目次(収録作品)
序章 謎に包まれた日本最古の物語
第1章 物語の成立時期を探る
第2章 物語の解明を阻む写本の存在
第3章 物語に秘められた真実
第4章 壬申の乱との関わり
第5章 謎解きの始まり
第6章 月と竹の謎を解く
第7章 ほんとうの「かぐや姫」は誰なのか
第8章 物語の成立と作者の謎
終章 終わりなき改竄の始まり
著者プロフィール
1949年、新潟県に生まれる。
大学卒業後、広告代理店に入社、その後、独立し、広告企画会社を設立。
2006年退社。創作活動を開始する。(略)
(本書より)
本書は、『竹取物語』を論じた本。『竹取物語』は、実際にあった歴史的な出来事を書いた作品であること論じている。「歴史の推理本」といった風な内容。所々、都合のよい「空想」が見られるが、ひとつの説として中々まとまっている。
『竹取物語』に興味がある人には、読み物として悪くはない一書。
本書を書くにはかなりの文献を用いたと思うが、一冊も記していないのと、(名前は示しているが)引用の出所も示していないのはよくない。