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『海女たちの四季』田仲のよ(新宿書房)

『海女たちの四季―房総海女の自叙伝』田仲のよ、加藤雅毅編(新宿書房)

新版2001年
257頁




目次(収録作品)

春磯の頃
目が出て鼻の出ない商売だよお
小屋へコネェバ、息ハツェネェ
海女の“テンシャ日”ってないもんだ
突きん棒のふるさと、半後家のむら
白間津海女仲間
喜八のトンビ
米でも花でも負けねえよお
海女たちの戦争体験
浜隠居に生まれ、喜八の嫁になった
白間津は信仰の厚い土地です
あしたの海

本書は現代の海と土に生きる女性の記録である。つねに自らを駄海女といいつづける著者の謙虚な眼は、長い歴史を持つ海女の村の生活と文化、生産と民俗を素直、的確にとらえており、淡々と語られるその苦闘の体験はわれわれの心を強く打つ。重油に汚されつつ見事に立ち直る房総の海、さまざまな不幸に負けずたくましく生きる海女の生涯。危機に直面した、自然と人間の未来に対する希望と勇気とを、本書はわれわれに与えてくれる。

アマゾン商品説明より

房総半島・白間津に住む60歳を超えた現役の海女が、自ら初めて書いた海女の世界。海(自然)と共生している人々の技と知恵が生き生きと描かれているすぐれた自伝文学。1983年刊行の同名書の増補改装版。

出典:新宿書房公式サイト

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