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『アメリカのデモクラシー』トクヴィル(岩波文庫)

『アメリカのデモクラシー』トクヴィル、松本礼二訳(岩波文庫)全4冊(完訳)

第1巻(上)

2005年
364頁

目次(収録作品)

第一部
第一章 北アメリカの地形
第二章 出発点について、またそれがイギリス系アメリカ人の将来に対してもつ重要性について
第三章 イギリス系アメリカ人の社会状態
第四章 アメリカの人民主権原理について
第五章 連邦政府について語る前に個々の州の事情を研究する必要性
第六章 合衆国における司法権とその政治社会に対する作用について
第七章 合衆国の政治裁判について
第八章 連邦憲法について

19世紀フランスの政治思想家トクヴィル(1805―59)が,アメリカ社会全般の透徹した分析を通して広い視野で近代デモクラシーを論じた,現代の民主主義を考えるにあたって読み直すべき古典的名著.1835年に刊行された第1巻(第2巻は1840年刊)では,アメリカ社会の具体的な分析を行なう.

出典:岩波書店公式サイト

第1巻(下)

2005年
480頁

第二部
第一章 合衆国では人民が統治するとまさしく言える事情
第二章 合衆国の政党について
第三章 合衆国における出版の自由について
第四章 合衆国の政治的結社について
第五章 アメリカの民主政治について
第六章 アメリカ社会が民主政治から引き出す真の利益は何か
第七章 合衆国における多数の全能とその帰結について
第八章 合衆国で多数の暴政を和らげているものについて
第九章 合衆国で民主的共和政の維持に役立っている主な原因について
第一〇章 合衆国の国土に住む三つの人種の現状と予想されるその将来に関する若干の考察

大国となりつつある米国で,デモクラシーが前例のない大規模に機能するには何が問題になるかを検証,後世の米ソ対立を予言する文章で締めくくる.「いつの日か世界の半分の運命を手中に収めることになるように思われる」

出典:岩波書店公式サイト

第2巻(上)

2008年
282頁

第一部 デモクラシーが合衆国における知的運動に及ぼす影響
第一章 アメリカ人の哲学、その方法について
第二章 民主的諸国民における信仰の主要な源泉について
第三章 アメリカ人はなぜ彼らの父祖であるイギリス人より一般観念に適応し、これを好むのか
第四章 アメリカ人が政治における一般観念にフランス人ほど熱中したことがかつてないのはなぜか
第五章 合衆国において、宗教はどのように民主的本能を利用しうるか
第六章 合衆国におけるカトリシズムの拡大について
第七章 民主的諸国民の精神を汎神論に向かわせるもの
第八章 平等はどのようにしてアメリカ人に人間の無限の完成可能性の観念を吹き込むか
第九章 アメリカ人の実例は民主的国民が学問、文学、芸術への適性を欠き、その趣味をもたない証明にならないのはどうしてか
第一〇章 アメリカ人はなぜ理論より学問の実用にこだわるのか
第一一章 アメリカ人はいかなる精神のもとに芸術を育てるか
第一二章 アメリカ人はなぜあれほど小さな記念碑とあれほど大きな記念碑を同時に建てるのか
第一三章 民主的な世紀の文学の姿
第一四章 文学産業について
第一五章 ギリシャ、ラテンの文学の研究が民主社会において特に有用なのはなぜか
第一六章 アメリカのデモクラシーは英語をどのように変えたか
第一七章 民主的諸国における詩の若干の発想源について
第一八章 アメリカの作家と雄弁家がしばしば誇張するのはなぜか
第一九章 民主的諸国民の演劇についての若干の観察
第二〇章 民主的世紀における歴史家に特有の若干の傾向について
第二一章 合衆国における議会の雄弁について

第二部 デモクラシーがアメリカ人の感情に及ぼす影響
第一章 民主的諸国民が自由より平等に一層熱烈で一層持続的な愛着を示すのはなぜか
第二章 民主国における個人主義について
第三章 個人主義が他の時代以上に民主革命の後に著しいのはどうしてか
第四章 アメリカ人は自由の諸制度によってどのように個人主義と闘っているか
第五章 アメリカ人が市民生活の中で行う結社の利用について
第六章 結社と新聞の関係について
第七章 市民的結社と政治的結社の関係
第八章 アメリカ人は利益の正しい理解の説によって個人主義とどのように闘うか
第九章 アメリカ人は利益の正しい理解の説をどのように宗教に適用するか
第一〇章 アメリカにおける物質的幸福の好みについて
第一一章 物質的享楽への愛着が民主的世紀に生み出す特殊な帰結について
第一二章 ある種のアメリカ人は、なぜ、あれほど高ぶった霊的熱狂を示すのか
第一三章 アメリカ人は安楽な生活の中でなぜあのように落ち着きがないのか
第一四章 アメリカ人にあって、物質的享楽の好みはどのようにして自由への愛と公共の事務への配慮と結びつくか
第一五章 宗教的信仰はどのようにしてアメリカ人の魂を時々精神的な悦びに向かわせるか
第一六章 安楽に対する過剰な愛着はどのようにして安楽を害することになるか
第一七章 平等と懐疑の時代には人間の行動の目標を遠くにおくことがどのように重要であるか
第一八章 アメリカ人においてまともな職業はすべて名誉あるものと評価されるのはなぜか
第一九章 ほとんどすべてのアメリカ人を産業の職に向かわせるもの
第二〇章 どのようにして産業から貴族制が生ずる可能性があるか

第1巻(1835年)でアメリカのデモクラシーの形成過程とその政治制度の運用について分析を行った著者は,第2巻(1840年)では,デモクラシーが人々の知的活動,感情,道徳などに及ぼす影響について考察する.

出典:岩波書店公式サイト

第2巻(下)

2008年
327頁

第三部 デモクラシーが固有の意味の習俗に及ぼす影響
第一章 境遇が平等になるにつれて,どのように習俗は和らぐか
第二章 デモクラシーはアメリカ人の普段の付き合いをどのように簡素でくつろいだものにするか第三章 アメリカ人が自分の国ではあれほど神経質でないのに,われわれのところに来ると傷つきやすくなるのはなぜか
第四章 これまでの三章の帰結
第五章 デモクラシーは従僕と主人の関係をどのように変えるか
第六章 民主的な諸制度と習俗は地代を上昇させ貸借期間を短縮させる傾向をどのようにもつか
第七章 デモクラシーの賃金への影響
第八章 デモクラシーの家族への影響
第九章 合衆国における女子教育
第一〇章 妻の姿の中に娘時代の面影がどのようにまた現れるか
第一一章 境遇の平等はアメリカにおける良俗の意地にどのように貢献するか
第一二章 アメリカ人は男女の平等をどのように理解するか
第一三章 平等はアメリカ人をどのようにして無数の小さな個別社会に自然に分割するか
第一四章 アメリカ人のマナーについての若干の考察
第一五章 アメリカ人の謹厳さについて,だがそれはなぜ彼らが時として無分別をしでかすことを防げないか
第一六章 アメリカ人の国民的虚栄心がイギリス人のそれよりも落ちつきがなく論争的であるのはなぜか
第一七章 合衆国の社会の様相はどれほど騒がしく,同時にまたどれほど単調であるか
第一八章 合衆国と民主社会における名誉について
第一九章 合衆国に野心家はあれほど多いのに,大望がほとんど見られないのはなぜか
第二〇章 ある種の民主国における猟官について
第二一章 大きな革命が今後稀になるのはなぜか
第二二章 民主的諸国民は本来平和を欲し,民主的軍隊は本来戦争を望むのはなぜか
第二三章 民主的軍隊の中で,もっとも好戦的でもっとも革命的な階級は何か
第二四章 民主的軍隊を他の軍隊に比べて緒戦において弱くし,戦争の継続につれてこれを手強くするもの
第二五章 民主的軍隊の規律について
第二六章 民主社会における戦争についての若干の考察

第四部 民主的な観念と感情が政治社会に及ぼす影響について
第一章 平等は本来人間に自由の諸制度への好みを与える
第二章 民主的諸国民の政府についての考えは本来権力の集中に好意的であること
第三章 民主的諸国民の感情は彼らを権力の集中に向かわせる点で彼らの観念と一致すること
第四章 民主的国民を権力の集中に向かわせることになるか,それともこれを避けさせるか,これを決めるいくつかの特殊,偶然の原因について
第五章 今日のヨーロッパ諸国では,主権者の地位がどんなに不安定であろうと,主権者の権力は増大しつつあること
第六章 民主的諸国民はいかなる種類の専制を恐れるべきか
第七章 これまでの章の続き
第八章 主題の概観

一国の人民の境遇が平等になるにつれて,個人はより小さく見え,社会はより大きく映る──国民の平等化が進んだ民主的国家にこそ生じる強力な専制政府の脅威を予言,個人の自由の制度的保障を主張する.

出典:岩波書店公式サイト


[関連]
『アメリカにおけるデモクラシーについて』トクヴィル、岩永健吉郎訳(2015・中公クラシックス)178頁(抄訳)
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『アメリカの民主政治』(全3巻)トクヴィル、井伊玄太郎訳(1987・講談社学術文庫)(訳が悪いとの評が散見される)
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