『古事記 日本書紀に出てくる謎の神々』「歴史読本」編集部 編(新人物往来社文庫)
2012年7月14日第1刷発行
287頁
目次(収録作品)
第1章 日本の神々の世界
消失・変貌・再生する神々 斎藤英喜
記紀には何柱の神が登場するのか? 坂本勝
第2章 古事記日本書紀謎の神々
アメノミナカヌシ―根源の神でありながら消えてしまう身を隠す神の謎
ヒルコ―異形の神は、なぜ福の神へと変貌したのか?
カグツチ―イザナミ・イザナキと深く結びつく火の神
フツヌシ―神武東征神話で再生した剣の神の正体
〔ほか〕
第3章 異端の神々の正体
アラハバキ―全国に祀られる客人神
アマミキョ―南方神話に登場する琉球の創世神
伊豆能売―近代に復活した謎の埋没神
風土記にのみ登場する神々の謎―伊和大神・大穴持命・香島天の大神
本書は、『歴史読本』特集「古事記 日本書紀 謎の神々」(2011年11月号)を再編集したもの。
『古事記』や『日本書紀』に名前だけしか出てていないような謎の神々について論じる。
『古事記』を読んでいない人は、こういう本ではなく、いきなり『古事記』読むのがよい。
[筆者注]
(p.37,38)「ニュージーランドのマリオ族」。「マオリ」の間違い。
(p.45)「オホトノベ・妹オホトノベ」。「オホトノヂ・妹オホトノベ」の間違い。
(p.237,231)「阿良波々岐明神杜」(3ヶ所)。(おそらく)「阿良波々岐明神社」の誤植。