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『二つの山河』中村彰彦(文春文庫)

『二つの山河』中村彰彦(文春文庫)

1997年
238頁




目次(収録作品)

二つの山河
臥牛城の虜
甘利源治の潜入

かれらも祖国のために戦ったのだから―。
大正初め、第一次大戦でドイツに宣戦布告した日本は、中国大陸で多数のドイツ人を俘虜とし、日本に送った。多くの収容所は過密で環境は劣悪だった。そんな中、徳島の板東収容所では例のない寛容な処遇がなされた。ドイツ人俘虜によるオーケストラを結成。日本人将兵・市民とドイツ人俘虜との交歓を実現した。板東収容所の所長、真のサムライと讃えられた会津人・松江豊寿。なぜ彼は陸軍の上層部に逆らっても信念を貫いたのか。そこには、国のために戦ったにもかかわらず明治にあって辛苦をなめた会津出身者としての思いがあった。国境を越える友愛を描いた直木賞受賞作。。
ほかに戊辰戦争での結城藩の戦いを描く「臥牛城の虜」、会津による薩摩邸焼き討ちの逸話「甘利源治の潜入」を収録。

アマゾン商品説明より

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