『痴呆老人が創造する世界』阿保順子(あぼ・じゅんこ)(岩波書店)
単行本・ソフトカバー(四六判)
2004年2月20日初版発行
207頁
看護師の著者が行った痴呆専門病棟での痴呆老人の実態調査を、一般向けの本としてまとめたもの。
興味深い内容であった。痴呆老人の具体的な言動を書いたものは、まとまった本としては本書しかないのではないだろうか。
(ただ、文章はうまくなく、また、校正されているのか疑われるほど間違った日本語が多かったが。)
[関連・参考]
『認知症の人々が創造する世界』阿保順子(2011・岩波現代文庫)
(本書を改題して文庫化したもの。)
『「痴呆老人」は何を見ているか』大井玄(新潮新書)