『文体練習』レーモン・クノー、朝比奈弘治訳(朝日出版社)
単行本・ハードカバー
1996年10月31日初版発行
195頁
「ある日、バスの中でいさかいが起こる。のちに、そのいさかいを起こした人物を別の場所で、たまたま見かける。」というなんのことはない出来事を99種の文章で表現している一つの文学。
色々な文体を学べる本ではない。言語遊戯を用いたユーモア小説と言えばよいか。
くだらないが、なかなかおもしろい所もあった。
作家の文体を手軽に鑑賞する本としては下記がよい。
『文章読本―文豪に学ぶテクニック講座』 中条省平(中公文庫)