『満洲国建国の正当性を弁護する』ジョージ・ブロンソン・リー、田中秀雄訳(草思社)
2016年
446頁
目次(収録作品)
第1編 アメリカはアジアに何を求めているのか(不承認主義/日米戦争という陰謀 ほか)
第2編 満洲国はその判決を問題にする(発言も聞かずに有罪と判決/満洲国は中国の領土ではない ほか)
第3編 条約論(日本はパリ平和条約に違反したのか/九か国条約とその決議 ほか)
第4編 本当の問題、日本vs.共産主義(日本はその存在を賭けている/田中上奏文 ほか)
第5編 アメリカは選択せねばならない(アメリカは共産主義のためにシベリアを守っている/日本はその立場を宣言する ほか)
その存在を列強によって否定され、「日本の傀儡国」としてネガティブにとらえられてきた満洲国。だが満洲国建国は、四分五裂し、軍閥が相争う中国と決別し、新たな民主国家をつくる試みだった。
中国を知悉する米人ジャーナリストが、満洲国の正当性を米国民に向けて訴えた、切れ味鋭い「弁護論」。原書1935年刊行。日米開戦直前に刊行された同時代の貴重な証言! 待望の新訳。アマゾン商品説明より
原題『The Case for Manchukuo』
[関連]
『満洲国出現の合理性』ブロンソン・レー、田村幸策訳(1936・日本国際協会)(旧訳)
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『「満洲国建国」は正当である』ジョージ・ブロンソン・リー、吉重丈夫訳(2016・PHP研究所)