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『「満洲国建国」は正当である』ジョージ・ブロンソン・リー(PHP研究所)

『「満洲国建国」は正当である―米国人ジャーナリストが見た、歴史の真実』ジョージ・ブロンソン・リー、竹田恒泰 監修、吉重丈夫編、藤永二美訳(PHP研究所)

2016年
470頁




目次(収録作品)

第1部 米国はアジアに何を求めるのか?(不承認主義/戦争を企てる者 ほか)
第2部 問われる判事の中立性(審問なしの有罪判決/支那ではない満洲国 ほか)
第3部 条約について(日本は不戦条約に違反したのか?/九カ国条約と決議 ほか)
第4部 真の問題は日本対共産主義(日本の存亡と危機/田中上奏文とされるもの ほか)
第5部 選択を迫られる米国(共産主義のためにシベリアを救った米国/立場を宣言した日本 ほか)

支那の難問を解く鍵
参考資料1 露清秘密条約
参考資料2 ピョートル大帝遺言書
参考資料3 清国皇帝退位協定
参考資料4 支那に関する九カ国条約

日露戦争時、実はロシアと清国は「露清密約」を結んでおり、“連合軍”として日本と戦ったのであるが、このことは日本人には教えられていない。終戦の調停役であったアメリカも、当然オトボケで条約を結ばせたため、グルだった。これが知られていれば日本は清国に賠償を要求できたのだ。この一事でも分かるとおり、満洲国建国をめぐって、日本が国際連盟脱退に至る歴史は、一般的解釈とされている「日本の侵略」ではなく、清国利権を狙う、アメリカを始めとする欧米列強の謀略であり、国際的な「日本イジメ」だったのである。本書では、アメリカのジャーナリストであり、満洲国の顧問を務めていた著者が、列強の言動のあまりの理不尽さに憤慨し書き残した、「満洲国をめぐる真実」である。特に、著者は、「アメリカの意図はどこにあるのか」を厳しく追及している。アメリカ政府が日本人に最も読まれたくないであろう歴史の証言を、詳密に新訳した一冊である。

出典:PHP INTERFACE

おそらく、『The Case for Manchukuo』の邦訳。

[関連]
『満洲国出現の合理性』ブロンソン・レー、田村幸策訳(1936・日本国際協会)(旧訳)
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『満洲国建国の正当性を弁護する』ジョージ・ブロンソン・リー、田中秀雄訳(2016・草思社)

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