1998年
638頁
目次(収録作品)
1 はじめに―いかにして幻覚は可能であるか?
2 意識を説明すること
3 現象学の園探訪
4 現象学に代わる方法
5 多元的草稿対カルテジアン劇場
6 時間と体験
7 意識の進化
8 言葉は私たちにどのように働きかけてくるのか?
9 心のアーキテクチャー
10 「見せる」と「告げる」
11 証人保護プログラムの解除
12 資格を失うクオリア
13 自己の実態
14 想像された意識
デカルトにはじまる物心二元論の時代は終った。意識の説明は、進化論とコンピュータ・サイエンスのドッキングを通じて、ここに一新する。先端諸科学の成果を背景に、新しい哲学的見取り図を提示し、意識の生成・進化・展開の解釈に画期的地平を拓く。
出典:青土社公式サイト