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『黄金の壺』ホフマン(岩波文庫)

『黄金の壺』ホフマン、神品芳夫訳(岩波文庫)

1974年
189頁
定価:638円(税込)



ドイツ・ロマン派の異才ホフマン(1776-1822)自らが会心の作と称した一篇。緑がかった黄金色の小蛇ゼルペンティーナと、純情な大学生アンゼルムスとの不思議な恋の経緯を描きつつ、読者を夢幻と現実の織りなす妖艶な詩の世界へと誘いこんでゆく。初期の作品ではあるが、芸術的完成度も高く、作家の思想と表現力のすべてがここに注ぎこまれている。

本書表紙(カバー)より


[関連]
『黄金の壺/マドモワゼル・ド・スキュデリ』ホフマン、大島かおり訳(2009・光文社古典新訳文庫)

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