『増補改訂版 言語哲学大全Ⅰ 論理と言語』飯田隆(勁草書房)全4巻
新版2022年
292頁
目次(収録作品)
序論
第1章 フレーゲと量化理論
1・1 ひとつの問題
1・2 文の論理形式
1・3 フレーゲは言語哲学者か?
1・4 ArgumentとFunction
1・5 文法的カテゴリー
第2章 フレーゲ的意味論の基礎
2・1 意味と像
2・2 文脈原理と合成原理
2・3 意義SinnとイミBedeutung
2・4 陰影と力
2・5 フレーゲ的意味論の構造
第3章 ラッセルと記述の理論
3・1 前史:『数学の原理』の意味論
3・2 革命:「表示について」(一九〇五)
3・3 余波:論理的固有名を求めて
3・4 残響:単称命題の意味論
文献案内
補註
後記 二〇二二年
1 分析哲学史の中のフレーゲとラッセル
2 言語哲学の「自然化」
3 言語論的転回の終わり
4 言語論的転回の世紀の後で
5 日本語と言語哲学
第Ⅰ巻では現代の言語哲学の始祖とされるフレーゲとラッセルについて、その仕事が登場した文脈を示し、それがなぜ重要なのかを積極的に評価して位置づける。本文はほぼ初版そのままとし、註にて文献を多数アップデートするほか、1987年の初版以降現在までの研究の進展を踏まえた書き下ろしの論考を収録。哲学の変遷と展望を示す。
出典:勁草書房公式サイト
[関連]
『言語哲学大全Ⅰ 論理と言語』飯田隆(1987・勁草書房)