『表現と意味―言語行為論研究』ジョン・R・サール、山田友幸訳(誠信書房)
2006年
306頁
目次(収録作品)
1 発語内行為の分類法
2 間接的言語行為
3 フィクションの論理的身分
4 隠喩
5 言葉どおりの意味
6 指示的用法と帰属的用法
7 言語行為と最近の言語学
サールの前著『言語行為』(1969)は言語哲学の領域では高く評価された研究であるが、本書(1979)はその研究をさらに洗練し発展させ,『志向性』(1983)へとつながる初期の代表作である。言語行為論のさらなる発展、文芸理論への拡張、志向性理論へと連なる基礎の掘り下げ、言語学と言語行為論の関係の解明を含み、言語行為研究における今日の標準理論の基本枠組みを完成させた著作である。
原書名 Expression and Meaning: Studies in the Theory of Speech Actsアマゾン商品説明より