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『言語哲学―入門から中級まで』W・G・ライカン(勁草書房)

『言語哲学―入門から中級まで』W・G・ライカン、荒磯敏文・鈴木生郎・川口由起子・峯島宏次訳(勁草書房)

2005年
354頁




目次(収録作品)

第1章 意味と指示
 あらまし
 意味と理解
 意味の指示説
 まとめ・問題・文献案内・注

I 指示の理論
第2章 確定記述
 あらまし
 単称名
 ラッセルの記述の理論
 ラッセルの理論への反論
 ドネランの区別
 照応
 まとめ・問題・文献案内・注

第3章 固有名:記述説
 あらまし
 ラッセルの名前の省略説
 最初の反論
 サールの「記述の束説」
 クリプキの批判
 まとめ・問題・文献案内・注

第4章 固有名:直接指示と因果―歴史説
 あらまし
 可能世界
 固定性と固有名
 直接指示
 因果―歴史説
 因果―歴史説の問題点
 自然種名と「双子地球」
 まとめ・問題・文献案内・注

II 意味の理論
第5章 伝統的な意味の理論
 あらまし
 観念説
 命題説
 まとめ・問題・文献案内・注

第6章 「使用」説
 あらまし
 ウィトゲンシュタイン的な「使用」説
 反論と応答
 まとめ・問題・文献案内・注 

第7章 心理説:グライスのプログラム
 あらまし
 グライスの基本的な考え
 話し手の意味
 文の意味
 まとめ・問題・文献案内・注

第8章 検証主義
 あらまし
 検証説とは何か
 いくつかの反論
 深刻な問題
 クワインが提起する二つの問題
 まとめ・問題・文献案内・注

第9章 真理条件説:デイヴィドソンのプログラム
 あらまし
 真理条件
 自然言語にどうやって真理定義を与えるか
 最初の反論
 まとめ・問題・文献案内・注

第10章 真理条件説:可能世界と内包的意味論
 あらまし
 真理条件を捉え直す
 デイヴィドソンの見解よりも優れている点
 残りの反論
 まとめ・問題・文献案内・注

III 語用論と言語行為論
第11章 意味論的語用論
 あらまし
 意味論的語用論 VS 語用論的語用論
 直示の問題
 意味論的語用論の仕事
 まとめ・問題・文献案内・注

第12章 言語行為論と発語内の力
 あらまし
 遂行文
 規則と不適切性
 力、内容、発語媒介行為
 コーエンの問題
 まとめ・問題・文献案内・注

第13章 さまざまな含意関係
 あらまし
 発話で伝えられた意味と誘導された推論
 会話の含み
 「前提」概念と慣習的な含み
 間接的な力
 まとめ・問題・文献案内・注

IV 暗黒面
第14章 隠喩
 あらまし
 哲学者の偏った見方
 隠喩をめぐる論点と、二つの単純な説
 比喩的直喩説
 語用論説
 類推に基づく隠喩
 まとめ・問題・文献案内・注

言語哲学は20世紀を通して哲学の焦点の一つであったが、1960年代以降、とりわけ大きな進展をみせた。本書は言語哲学の領域を四つに分けて概説したものである。第I部はラッセルと最近のクリプキの理論、第II部は本書の中核をなす意味の理論、第III部は言語行為論と語用論、第IV部はメタファー論である。

出典:勁草書房公式サイト

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