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『アメリカ言語哲学入門』冨田恭彦(ちくま学芸文庫)

『アメリカ言語哲学入門』冨田恭彦(ちくま学芸文庫)

2007年
321頁
定価:1,320円(税込)




目次(収録作品)

第1部 アメリカ言語哲学の位置(分析哲学の潮流の中で―現代アメリカ言語哲学の歴史的背景)

第2部 アメリカ言語哲学の諸相(言語行為と志向性―サールの言語哲学と、心の哲学によるその基礎づけ/指示理論とプラグマティズム―サール・因果説・ローティ/解釈学のもう一つの系譜―根本的翻訳・根本的解釈・創造の哲学/反表象主義・語彙・自己形成―もう一つの人間像/輔論/クワインの遺産―ノイラートの舟)

第3部 近代観念説と現代アメリカ哲学(デカルトにおける形而上学と自然学との間―「観念」の自然主義的論理空間/経験論の自然主義的枠組み―ロックとクワイン/デイヴィドソン的反表象主義と近代観念説の論理―ローティの歴史理解に抗して/包括的歴史主義と最近のロック解釈―ローティ・エアーズ・ウィルソン・クワイン)

20世紀後半の現代哲学に、最も先鋭的かつ重要な潮流をなした、アメリカ言語哲学。その最前線を形づくってきた、サール、クリプキ、デイヴィドソン、クワイン、ローティら哲学の巨人の思想を、言語行為論、指示理論、根本的解釈説、メタファー論、反表象主義などの主要な議論から精査する。その考察から、彼らの視点には、実はデカルトやロックらの近代観念説やヨーロッパの解釈学とも通底するものがある、という事実が明らかになってくる。西洋哲学全体の流れの中で最先端のアメリカ言語哲学の核心に迫る、絶好の一冊。

出典:筑摩書房公式サイト

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