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『夜明け前』島崎藤村(新潮文庫)

『夜明け前』島崎藤村(新潮文庫)全4冊

『夜明け前 第一部(上)』
改版1954年
464頁

『夜明け前 第一部(下)』
改版1954年
416頁

『夜明け前 第二部(上)』
改版1955年
416頁

『夜明け前 第二部(下)』
改版1955年
480頁

迫る維新回天――。父をモデルに幕末を描いた、藤村最後の長編。

山の中にありながら時代の動きを確実に追跡する木曽路、馬籠宿。その本陣・問屋・庄屋をかねる家に生れ国学に心を傾ける青山半蔵は偶然、江戸に旅し、念願の平田篤胤没後の門人となる。黒船来襲以来門人として政治運動への参加を願う心と旧家の仕事にはさまれ悩む半蔵の目前で歴史は移りかわっていく。著者が父をモデルに明治維新に生きた一典型を描くとともに自己を凝視した大作。

出典:新潮社公式サイト


[関連]
『夜明け前』島崎藤村(改版2003・岩波文庫)全4冊
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