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『道徳の中心問題』マイケル・スミス(ナカニシヤ出版)

『道徳の中心問題』マイケル・スミス、樫則章監訳(ナカニシヤ出版)

2006年
308頁
定価:3,800円(税別)




目次(収録作品)

第1章 道徳の中心問題とは何か
1 規範倫理学対メタ倫理学/ 2 今日のメタ倫理学/3 道徳の中心問題/4 道徳の中心問題の解決に向けて/5 要約と今後の展望

第2章 表出主義者の挑戦
1 記述主義対表出主義/2 記述主義者が直面する一見明白なジレンマ/3 非自然主義に対するエアの批判/4 非自然主義と認識論/5 自然主義に対するエアの批判/6 <未決問題の論法>と形而上学的自然主義/7 <未決問題の論法>と定義的自然主義/8 道徳概念にまつわる常識的真理とはどのようなものであるか/9 主観的な定義的自然主義対非主観的な定義的自然主義/10 道徳概念のネットワーク分析への探究としての定義的自然主義/11 いかにしてネットワーク分析に欠陥が生じうるのか ――置換問題――/12 道徳の用語のネットワーク分析は可能か/13 エアのジレンマは回避可能か/14 要約と今後の展望

第3章 外在主義者の挑戦
1 内在主義対外在主義/2 概念的主張としての合理主義対実質的主張としての合理主義/3 ブリンクの「アモラリスト」による挑戦/4 アモラリストは本当に道徳判断を下しているというブリンクの主張に対する反論/5 実践性の要件を擁護する議論/6 フットの「エチケット」論による挑戦/7 道徳とエチケットとの類似性に関するフットの主張に対する反論/8 合理主義者の概念的主張に対するフットの批判への反論/9 合理主義者の概念的主張を擁護する議論/10 要約と今後の展望

第4章 動機づけに関するヒューム主義の理論
1 二つの原理/2 動機づけ理由対規範理由 /3 ネーゲルからの予備的批判/4 なぜヒューム主義を信じるべきなのか/5 欲求と現象論/6 欲求・適合の方向・傾向性/7 欲求・適合の方向・目的・動機づけ理由/8 これまでの議論全体の要約と今後の展望

第5章 規範理由に関する反ヒューム主義の理論
1 動機づけ理由から規範理由へ/2 意図の観点と熟慮の観点/3 価値づけることと欲求することとのいくつかの違い/4 難問/5 欲求としての価値づけ ――デイヴィドソンの議論――/6 欲求の一様態としての価値づけ ――ゴティエの議論――/7 欲求に対する欲求としての価値づけ ――ルーイスの議論――/8 信念としての価値づけ/9 規範理由の分析/10 難問の解決/11 要約と今後の展望

第6章 道徳の中心問題はいかにして解決されるか
1 規範理由に関する事実による正しさの分析/2 道徳の中心問題の解決法/3 道徳的事実は存在するか/4 正しさに関するこの分析によって、合理主義に対する標準的な批判にどのように答えることができるか/5 結論

道徳判断の客観性と実践性を、ヒュームに由来する人間の心理に関する標準的な見解と調和させることができるだろうか? <道徳の中心問題>について平易に詳述し、英米系の倫理学界に多大な影響を与えた独創的な最良のメタ倫理学入門。

出典:ナカニシヤ出版公式サイト

道徳の中心問題

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