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『自由の倫理学』マリー・ロスバード(勁草書房)

『自由の倫理学―リバタリアニズムの理論体系』マリー・ロスバード、森村進・森村たまき・鳥澤円訳(勁草書房)

2003年
412頁




目次(収録作品)

第一部 序論:自然法
1 自然法と理性
2 「科学」としての自然法
3 自然法対実定法
4 自然法と自然権
5 政治哲学の任務

第二部 自由の理論
6 クルーソー社会哲学
7 個人間関係──随意的交換
8 個人間関係──所有権と侵害
9 財産と犯罪
10 土地侵奪の問題
11 過去と現在の土地独占
12 自己防衛
13 刑罰と比例性
14 子供と権利
15 財産権としての「人権」
16 真理と虚偽の知識
17 賄賂
18 ボイコット
19 財産権と契約理論
20 救命ボート状況
21 動物の権利

第三部 国家対自由
22 国家の本性
23 国家の内的矛盾
24 国家に対する関係の道徳的身分
25 国家間の関係について

第四部 現代の代替的自由論
26 功利主義的自由市場経済学
 A 序――功利主義的社会哲学
 B 全員一致と補償原理
 C ルードウィヒ・フォン・ミーゼスと「価値自由」なレッセ・フェール

27 アイザイア・バーリンの消極的自由論について
28 F・A・ハイエクと強制の概念
29 ロバート・ノージックと国家の無原罪の宿り

第五部 自由への戦略の理論
30 自由への戦略の理論

リバタリアニズムの現代の古典。ハイエクとともに、計画経済を批判しつづけたミーゼスの弟子として、自然権たる所有権から出発する体系的な政治哲学を展開する。自由の源泉となる私的財産権を力強く擁護し、その立場から犯罪と刑罰、子どもの権利、自衛と安全、正しい契約、動物の権利などを具体的かつ詳細に論じた上で、可能な国家および国際関係を説く。リバタリアニズムは、必ずしも市場原理主義のことではない。本書に貫かれている、何よりも国家権力の制限を求める、という主張なのだ。

出典:勁草書房公式サイト

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