『日本文化と世界―論集・日本文化2』梅棹忠夫・多田道太郎編(講談社現代新書)シリーズ全3巻
1972年6月28日第1刷発行
227頁
目次(収録作品)
日本の美学と世界文化(対談)多田道太郎・安田武
季節と文化(対談)桑原武夫・川添登
神々の分業(座談会)加藤秀俊・米山俊直・伊藤幹治・梅棹忠夫・窪徳忠・竹田聴洲・林屋辰三郎
剣術と馬術の文化(泉靖一)
縦線文化と横線文化(梅原猛)
港の文化史的意味(会田雄次)
神遊びから大乗遊戯まで(橋本峰雄)
われらの内の未開人(戸井田道三)
舌ざわり・後あじ(篠田統)
何のための紀行か(多田道太郎)
ヴォワ・アナール(山田稔)
うたとリズム(友竹正則)
現代日本文字の問題点(梅棹忠夫)
世界語への寄与(三上章)
日本語の自称詞(鈴木孝夫)
本書は、雑誌『Energy』(エッソ)に掲載された座談会や論文から日本文化に関するものを選び編集したもの。
読み物として、まあまあよい。「日本の美学と世界文化(対談)」と「港の文化史的意味―海の精神と陸の精神」(会田雄次)が興味深かった。