『ムハマド・ユヌス自伝』(上下)ムハマド・ユヌス、アラン・ジョリ、猪熊弘子訳 (ハヤカワ・ノンフィクション文庫)
上巻
2015年
289頁
第1部 はじまり(一九四〇年~一九七六年)-ジョブラ村から世界銀行へ(ジョブラ村にて―教科書から実践へ/世界銀行との関係/チッタゴン、ボクシラート通り二〇番地/少年時代の情熱/アメリカ留学(一九六五年~一九七二年)/結婚とバングラデシュ独立(一九六七年~一九七一年)/チッタゴン大学時代(一九七二年~一九七四年)/三人農場での実験(一九七四年~一九七六年)/銀行経営に乗り出す(一九七六年六月))
第2部 実験段階(一九七六年~一九七九年)(男性ではなく女性に貸す理由/パルダで隠されている女性たち/グラミンの女性行員/グラミンに参加する方法/返済方法/グラミンと一般の銀行との違い/農業銀行の実験プロジェクト(一九七七年~一九七九年)/聖なるイードの日(一九七七年))
下巻
2015年
313頁
第3部 創造(一九七九年~一九九〇年)(最初はゆっくり始めよう(一九七八年~一九八三年)/心の壁を打ち破る ほか)
第4部 世界への広がり(世界のマイクロクレジット組織/合衆国での展開 ほか)
第5部 哲学(経済学の発見―社会の意識が自由市場を操る/自己雇用の原点に戻る ほか)
第6部 新たなる展開(一九九〇年~一九九七年)(住宅ローン・プログラム/健康プログラム ほか)
第7部 新しい世界へ(最も貧しい人々を助ける世界/マイクロクレジット・サミット ほか)
貧しい人に無担保で少額のお金を貸し、それを元手に事業を始めさせ、経済的に自立するよう支援する――バングラデシュで始まった「マイクロクレジット」は、世界中の貧困撲滅に大きく貢献した。次世代のビジネスモデルとして、ユニクロなどの大手企業からも注目を集めている。この画期的な手法を発案し、ノーベル平和賞を受賞したユヌスとは、どのような人物なのか? 社会を変えるために闘った男が自ら語る、真実の物語。
出典:ハヤカワ・オンライン