『高橋是清―立身の経路』高橋是清(日本図書センター・人間の記録81)
1999年
258頁
目次(収録作品)
第一編
(予が偽らざる全生涯の告白/異郷に奴隷に売られたる以来予の一貫せる処世主義)
第二編
(教育中毒論/金銭に対する正等の観念/青年は力量の全部を消費するな/就職難を感ずるは青年の罪なり/模範とすべき欧米実業家の長所/現代青年早婚の幣 ほか)
第三編
(外債募集に対する腹芸/外国資本家の放資する日本の事業/悪徳重役駆逐策/会社を破綻せしむる株主/不景気論/銀行の放資する標準/内国債整理論/満州の富源開拓機関 ほか)
第四編
(邦家の興亡は即ちこの点にあり/使う者と使わるる者の具備すべき要素/官立学校卒業生と私立学校卒業生優劣論/自己を頼め/機会は作るべからず来るを捉えよ)
第五編
(予が採用する行員の標準/銀行の集中主義と分立主義/関税実施後の影響いかに/すべからく輸出事業を盛んにせよ/過去の金融趨勢を論じて将来に及ぶ/通貨論/教育論)
戦前期の日本で有数の財政家であった高橋是清。奴隷に売られるなどした生涯を自ら語るほか、日本の教育に感じるところ、金融問題などについて思うところを率直に述べる。丸山舎書籍部1912年刊「立身の径路」の改題。
アマゾン商品説明より
[参考]
『高橋是清自伝』(上下)高橋是清(2018・中公文庫)
『随想録』高橋是清(2018・中公文庫)