『日本近代短篇小説選 昭和篇3』紅野敏郎・紅野謙介・千葉俊二・宗像和重・山田俊治編(岩波文庫)(全6冊)
2012年
400頁
目次(収録作品)
小銃(小島信夫)
驟雨(吉行淳之介)
黒い裾(幸田文)
結婚(庄野潤三)
萩のもんかきや(中野重治)
二世の縁 拾遺(円地文子)
群猿図(花田清輝)
帝国軍隊に於ける学習・序(富士正晴)
夏の葬列(山川方夫)
出発は遂に訪れず(島尾敏雄)
闇のなかの黒い馬(埴谷雄高)
無妙記(深沢七郎)
蘭陵王(三島由紀夫)
「私はいま宇宙と同じ大きさになっているはずである」(埴谷雄高「闇のなかの黒い馬」)――回想と未来,混沌と静謐のあわいに閃き駆けた物語たち.シリーズ「昭和篇」最終巻,花田清輝・幸田文・島尾敏雄らの,昭和27年から45年に発表された13篇を収録.(解説・解題=紅野謙介)
出典:岩波書店公式サイト