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『南方民俗学』南方熊楠(河出文庫)

『南方民俗学 南方熊楠コレクション』南方熊楠、中沢新一編(河出文庫)全5巻

新装版2015年
584頁




目次(収録作品)

第1部 具体の科学としての南方民俗学―論文集成
(千里眼/平家蟹の話/山神オコゼ魚を好むということ/西暦九世紀の支那書に載せたるシンダレラ物語/猫一疋の力に憑って大富となりし人の話/人柱の話/邪視について/睡眠中に霊魂抜け出づとの迷信/通り魔の俗説/睡人および死人の魂入れ替わりし譚/臨死の病人の魂、寺に行く話/睡中の人を起こす法/魂空中に倒懸すること/ダイダラホウシの足跡/厠神/ひだる神/鷲石考/燕石考)

第2部 世界民俗学へ―柳田国男宛書簡より
(オコゼについて/山男について、神社合祀反対の開始、その他/粘菌の神秘について/言語の音、幼児の言語獲得について、その他/無鳥郷の伏翼、日本人の世界研究者、その他/狂人になること、反進化論、その他/剃頭した親子、盛長する石、その他/神社合祀反対運動の終結、その他/ルーラル・エコノミーについて、柳田批判、その他/猥雑の肯定、その他/民俗学雑話、山男についての結論、その他)

近代人類学に対抗し、独力で切り拓いた野生の思考の奇蹟。ライバル柳田國男への書簡と「燕石考」などの論文を中心に、現代の構造人類学にも通ずる、地球的規模で輝きを増しはじめた具体の学をまとめる。

出典:河出書房新社公式サイト


[関連]
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