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『昭和前期の青春』山田風太郎(ちくま文庫)

『昭和前期の青春』山田風太郎(ちくま文庫)

2016年
301頁




目次(収録作品)

1 私はこうして生まれた(中学生と映画/雨の国/故里と酒 ほか)
2 太平洋戦争私観(太平洋戦争、気ままな“軍談”/愚行の追試/気の遠くなる日本人の一流意識 ほか)
3 ドキュメント(ドキュメント・一九四五年五月/山田風太郎略年譜)

戦前・戦中に青春を過ごした山田風太郎は、太平洋戦争へ言及した文章が多く、当時の日記を刊行した『戦中派虫けら日記』『戦中派不戦日記』は名著と、評価も高い。この日記の時代を著者自ら振り返り、自身の生い立ちと時代背景に大きくある戦争に関する文章を集めたエッセイ集。「太平洋戦争私観」「ドキュメント・一九四五年五月」「二十歳の原点」「私と昭和」等、戦争を語りながら深刻ぶらず、飄然とした筆致に小説家山田風太郎の原点がうかがえる。

出典:筑摩書房公式サイト

著者の単行本未収録のエッセーを書籍化した『山田風太郎エッセイ集成』の文庫版。シリーズ全5冊。

[関連]
『昭和前期の青春―山田風太郎エッセイ集成』山田風太郎(2007・筑摩書房)単行本、284頁

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