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『精神疾患と心理学』ミシェル・フーコー(みすず書房)

『精神疾患と心理学』ミシェル・フーコー、神谷美恵子訳(みすず書房)

新装版2020年
184頁




目次(収録作品)


第一章 精神の医学と身体の医学

第一部 病の心理学的次元
第二章 病と進化発達
第三章 病と個人の生活史
第四章 病と実存

第二部 狂気と文化

第五章 精神疾患の歴史的形成
第六章 総体的構造としての狂気
結論
精神医学史年表

訳注
訳者あとがき
人名索引

「ここで二つの問いが問われる。どのようなふうにして、われわれの文化は、病に逸脱の意味を与え、排除されるべきものとしての地位を、病人に与えるようになったのであろうか。それにもかかわらず、社会が自らの姿をそこにみとめようとしない病のかたちの中に、じつは社会がかえって自らを表現しているというのは、どういういきさつによるのであろうか。」
その後の理論展開を準備した、フーコーの最初の著書。第一部「病の心理学的次元」では、精神病理学を形成してきた三つのアプローチを紹介しながら、その基盤に対して認識論的批判を行う。さらに、第二部「狂気と文化」では、狂気をその文化自体のポジティヴな表現と説き、ヨーロッパの歴史をたどり、その研究の新たな方法を論じる。「哲学入門」というシリーズの一つとして刊行された、最良のフーコーへの入門書。

出典:みすず書房公式サイト


[関連]
『精神疾患と心理学』ミシェル・フーコー、神谷美恵子訳(新装版2016・みすず書房)定価:3,080円(税込)
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