『言葉と物―人文科学の考古学』ミシェル・フーコー、渡辺一民・佐々木明訳(新潮社)
新装版2020年
518頁
目次(収録作品)
第1部
第1章 侍女たち
第2章 世界という散文
第3章 表象すること
第4章 語ること
第5章 分類すること
第6章 交換すること
第2部
第7章 表象の限界
第8章 労働、生命、言語
第9章 人間とその分身
第10章 人文諸科学
17世紀のベラスケスの名画「侍女たち」は、「人間」の不在を表現している。「人間」は、じつは近代になってから登場したものであり、それは時代に規定される知の枠組みである“エピステーメー”の歴史的変容によって、いずれ終焉を迎えるだろう―。古典主義時代の博物学、富の分析、一般文法の三領域が、近代の生物学、経済学、文献学へと変遷し、そこから人間諸科学が誕生するにいたる過程を、豊富な実証と精密な論理で説き明かす。20世紀の西欧思想界を大きく揺るがし、いまなお人々を魅了する革命的思想書。
アマゾン商品説明より
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