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『メルロ=ポンティ・コレクション2 哲学者とその影』(みすず書房)

『メルロ=ポンティ・コレクション2 哲学者とその影』モーリス・メルロ=ポンティ、木田元編(みすず書房)全7巻

2001年
251頁




目次(収録作品)

哲学をたたえて
どこにもありどこにもない
哲学者とその影
生成するベルクソン像

1952年、メルロ=ポンティは44歳という異例の若さでコレージュ・ド・フランス教授に就任した。かつてヴァレリーやベルクソンが名を連ね、のちにフーコーが占めることになるポストである。本書収録の「哲学をたたえて」はその開講講演であり、翌年単行本として出版されたものだが、ここでは典型としてのソクラテスに則して、また歴史との関わりにおいて、哲学とは何か、哲学者の使命とは何かが真正面から論じられている。なかでも、先達のひとりであるベルクソンに対して積極的な評価を与えているページは、メルロ=ポンティによるまとまったベルクソン論として貴重なものだろう。

「こと思索に関しては、なされた仕事が偉大であればあるほど、この仕事のなかで考えられないでしまったこと、いいかえれば、この仕事を通じ、またこの仕事だけを介して、まだ考えられないでいるものとしてわれわれのもとに到来するものも豊かなのである」。表題作は、このハイデガーの言葉を導きの糸にして、フッサールによって「考えられないでしまったこと」——間身体性、身体的間主観性が立ち現れてくる「理論化以前の構成」の謎めいた領域、後期現象学、とりわけ『イデーン』第2巻の核心に迫る試みとなっている。

そのほか「哲学をたたえて」と併読すべき「生成するベルクソン像」、ユニークな哲学史素描「どこにもありどこにもない」を収録。いずれも哲学そのものを主題とした全4篇。

出典:みすず書房公式サイト

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