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『閑吟集』真鍋昌弘校注(岩波文庫)

『閑吟集』真鍋昌弘校注(岩波文庫)

2023年
440頁



花の錦の下紐は 解けてなかなかよしなや――。永正15年(1518年)、一人の世捨人が往時の酒宴の席を偲んで編んだ小歌選集。春の妖艶たる雰囲気をまとって開巻が告げられ、多彩な表現をとった流行歌謡が、恋・枕・老い・面影・海辺などの群となって見事に配列されていく。中世末期の世相や風景、人々の感性がうかがえる。現代語訳つき。

本書表紙(カバー)より

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