『文明としての江戸システム 日本の歴史19』鬼頭宏(講談社学術文庫)
2010年
352頁
目次(収録作品)
第1章 日本文明史における近世
第2章 江戸時代の村に生きた人々
第3章 人口にみる江戸システム
第4章 人間を取り巻く環境
第5章 産業発展と生活革命
第6章 生活を支えた経済システム
第7章 生活としての徳川文明
エピローグ 徳川文明の成熟
緑の列島の持続的成長モデル
豊かな自然に依存した徳川文明は、国際的には〈近代世界システム〉と〈冊封体制〉に対抗して〈日本型華夷秩序〉を形成し、国内では幕藩体制のもと、各領国が拡大する市場経済により統合されていた。
発達した貨幣制度、独自の〈物産複合〉、プロト工業化による地方の発展、人口抑制――環境調和的な近世日本のあり方に、成熟した脱近代社会へのヒントを探る。出典:講談社BOOK俱楽部
[関連]
『文明としての江戸システム 日本の歴史19』鬼頭宏(2002・講談社)単行本
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