『コロノスのオイディプス』ソポクレス(ソフォクレス)、高津春繁訳(岩波文庫)
1973年
101頁
『オイディプス王』で我が目をつぶしたオイディプスの、その後の放浪の旅と父子の葛藤、神との和解を描く。人知人力をもってはいかんともしがたい運命、そしてそれを知りながらも屈服せずに我が道を歩むオイディプス。この悲劇は、運命の底知れぬ恐ろしさと、それに対する人間の強さというものを考えさせずにはおかない。
本書表紙(カバー)より
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