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『千家尊福と出雲信仰』岡本雅享(ちくま新書)

『千家尊福と出雲信仰』岡本雅享(ちくま新書)

2019年
318頁




目次(収録作品)

1 出雲国造の世界―近世までの大社信仰
(出雲国造/列島各地にある出雲国造ゆかりの神社/中世近世の出雲信仰と大社の御師/幕末の出雲歌壇と教学)

2 卓越した指導力をもつ生き神
(明治宗教界の若き泰斗/祭神論争―伊勢派との対立/大社信仰の確立へ―殉教する生き神)

3 政治の世界へ
(政への回帰―埼玉・静岡県知事としての功績/政財界の重鎮へ―東京府知事・司法大臣・東京鉄道社長として)

4 尊福が遺したもの―晩年の巡教と後継者たち
(生涯にわたる巡教/受け継ぐ人たち)

千家尊福(一八四五~一九一八)は明治のはじめ、出雲大社の祭祀をつかさどる国造(宮司)につくと、近世までの出雲信仰をもとに近代的な大社教を創立。日本全国に出向き出雲信仰を説き、神道界を二分した祭神論争では出雲派のリーダーとして活躍した。「生き神様」として絶大な人気を誇った尊福は後に政治家ともなり、埼玉・静岡・東京の府県知事、司法大臣や東京鉄道社長なども務め政財界で指導力を発揮した。出雲が生んだ希代の偉人の足跡をたどり、知られざる出雲信仰の世界を描く。

出典:筑摩書房公式サイト

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