『仕掛学―人を動かすアイデアのつくり方』松村真宏(東洋経済新報社)
2016年
173頁
目次(収録作品)
序章 「ついしたくなる」には仕掛けがある
天王寺動物園の筒/行動で問題を解決する/思わず整理整頓したくなる方法/人の行動を変える奥義/狙いたくなる便器の的/良い仕掛けと悪い仕掛け/仕掛けを定義する3つの要件/仕掛けが活躍する場所
1章 仕掛けの基本
行動の選択肢を増やす/行動を上手に誘導する/結果的に問題を解決する/強い仕掛けと弱い仕掛け/インパクトはいずれ薄れる/行動中心アプローチ/仕掛けもどきに注意/正論が効かないときの処方箋
2章 仕掛けの仕組み
仕掛けの原理/仕掛けの構成要素 [大分類]物理的トリガ/心理的トリガ [中分類]フィードバック [小分類]聴覚/触覚/嗅覚/味覚/視覚 [中分類]フィードフォワード [小分類]アナロジー/アフォーダンス [中分類]個人的文脈 [小分類]挑戦/不協和/ネガティブな期待/ポジティブな期待/報酬/自己承認 [中分類]社会的文脈 [小分類]被視感/社会規範/社会的証明 /トリガの組み合わせ
3章 仕掛けの発想法
仕掛けを見つける方法/要素の列挙と組み合わせ/仕掛け事例を転用する/行動の類似性を利用する/仕掛けの原理を利用する/オズボーンのチェックリスト/一方ロシアは鉛筆を使った/考案した仕掛けの例
「ついしたくなる」にはシカケがある。
スタンフォード大学の講義でも用いられている、日本発のフレームワーク、仕掛学【Shikakeology】。押してダメなら引いてみな。一言で言うとこれが仕掛けの極意です。
人に動いてほしいときは無理やり動かそうとするのではなく、
自ら進んで動きたくなるような仕掛けをつくればよいのです。
ただ、言う は易し行うは難し。そのような仕掛けのつくり方はこれまで誰も考えてきませんでした。
本書では仕掛けの事例を分析し、体系化。
「ついしたくなる」仕掛けのアイデアのつくり方についてご紹介します。出典:東洋経済STORE